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【釣行レポート】徳之島の巨大カンパチを求めて その②

【釣行レポート】徳之島の巨大カンパチを求めて その②

船に乗り込みいざ出船







今回SFCがチャーターした船は、徳之島の船ではなく、夢乃丸の真市船長、沖縄の漁師さんでわざわざ2日間かけて沖縄からやってきてくれました。彼は、漁をしながら時間みつけては、新しい海域でジギングで大物カンパチを探し求める海をこよなく愛す海人。移動の船中いろいろお話を聞かせていただきましたが興味深い話ばかりでした。


さておき、船に揺られ約4時間ポイントに到着するまで仮眠をとります。前日の台風で海は少し荒れて、カメラマンのじけいくんはずぶ濡れでポイントに到着するまで2回も着替えるはめに、闘いはすでにはじまっていました....







朝方船がポイントに到着し、セッティングがはじまります。私が使用したのは、レイピア4FORCE、アム300gのチャートのパールドット、JAMフック4/0、ライン3号、リーダー26号という巨大カンパチにも立ち向かえるセッティングにしていただきました。リーダーのノットの方法にもコツがありました。なんせ奥が深い。







セッティングで、ロッドとリールをボルトで接続強化をしているのには、びっくりしました。大物がかかるとリールさえもロッドから引き剥がされる程のパワーらしく。不安さえ感じました...


セッティングが終わると弘田さん直伝でジグの動かし方と誘い方(ジャカジャカ巻き、ワンピッチ、フォール)ヒット後の一連のやり取りをレクチャーしていただき、船長が魚探にベイトや大物を確認しプレイボール...


皆さん一斉に、ジグを一気にサミングしながら海底送り込みます。







水深は、約160mから200mくらいでした。底に着いてるはずなのに、ジグが止まりません。竿の動きも何か変?
船長があたってますよね?と合わせてみるとラインが勢いよく出ていき、私も驚き糸を巻き指で出て行くラインを止めた瞬間、なんとリールシートからリールが吹っ飛び、根元のガイドを破壊....後ろからすぐ、船長が吹っ飛んだリールを確保、弘田さんもサポートにまわってくれましたが、私は、パニック頭に想定していた一連の誘い、やり取りは、皆無。なんにもしないまま、さっき説明された事が1発目に起こってしまうとは...なんとか応急処置でリールをとりつけてやり取りするもラインブレイク..リーダーは根ずれしジグをロスト。魚は何かわかりませんが、恐るべしポテンシャル。




気を取り直し2度目の投入。ジャカジャカ巻きワンピッチを繰り返すとまたもやヒット。これまた、ドラグがとまりません。まだ誘い方もままならない私は、やり取りももちろん素人、当たり前の如くラインブレイク。全く歯がたちません。船長曰く、巨大カンパチ...徳之島のポテンシャルヤバすぎでした。


カンパチがヒットした時のやり取り、丁度、柔道の組み合いのような感じ。引っ張って押しての相手の体を崩し、その間に1mでも巻き取る。これを10〜20繰り返す事により相手を疲れさせ、浮き上がらせる。また、誘いをいれて、なるべく底から離して食わすのも、ヒットして潜られ根ずれを回避する為のテクニックだとも教わり。カンパチ釣りの奥深さを感じました。


その後、船中では、カツオや、ヤガラ、イソンボ、いろいろな魚種があがってきます。東京湾では、見慣れない魚種。なんせサイズが規格外。シャークに横取りもあり、弘田さんがかけたシャークは、2mをこえてましたね。正に、映画によく出てくるジョーズ


そこから、私の竿に良い当たりと引きが、ぎこちなくも魚と教わったばかりの一連のやり取りを繰り返し上がってきたのは、待望のカンパチこの大きさでもかなり引きました。







釣り上げたのは想定5kgカンパチ。このサイズを筒井さん曰くSFCでは、カンポチとの判定。次はと....更に燃えます、しかしながら、次から次へとかかるカンパチは、全てポチサイズ...朝にブレイクした魚が悔やまれます。







デカいのがいないねと...夏のカンパチは、渋いらしく、この日もなかなか苦戦の模様、しかし、この日の夕方、ドラマは訪れます。







弘田さんのロッドにヒット。良い当たりでやり取りをしているのを横目にみていましたが、動きに無駄が一切なく
しかも大物をあげている辛そうな顔を一切表情からうかがえないので、カンポチくらいなのかなと思い。しかし、時間は意外にかかっているので、これはもしやと...上がってきたのは、この日最大。20kgの巨大カンパチが水面に浮上。大歓声と共に、弘田さんもってます







夕まづめの初日が終わり、夕飯タイムの始まり、船上で購入した肉を焼き、持ってきたクラフトビールで乾杯







今日の釣果の振り返り等話はつきません。また、今回一緒に同船したメンバーは、今回誘っていただいたSFCの代表の弘田さん、SFCと共に高知で中深海含めいろいろな海域を攻める湊丸の筒井船長、カメラマンのじけい君。このお二方とも以前に面識があり、高知弁やどういう場所にアカムツが生息するなどいろいろ教わり、これまた、釣り以外の楽しい時間でした。


その後シャワーを浴び、明かりが1つもない海上で、甲板にマットを敷き、夏の夜風と満天の星空に包まれ深い眠りにつきました。




続く